株式会社MIHARA

皆様は、近年注目を集めている「リノベーション」という言葉をご存じでしょうか。
意味は、住まいや建物を改修・改築すること、です。
2002年頃から頻繁に叫ばれるようになって来たので、 ようやく日本にもこの言葉が浸透しつつあると思います。 でもそれって、従来の「リフォーム」と同じ意味では…
いいえ、実は根本的な考え方が違います。

「リノベーション」とは、建物や部屋を改修したりすることを指しますが 「リフォーム」との違いを言えば、テレビのリフォーム番組をご覧になって分かるように、 今住んでいるところに老朽化などの問題なり、不都合なりが生じた場合の対応策が「リフォーム」です。キッチンならキッチンとしてやり替える、ということです。 これに対して、それまでのあり方にこだわらずに、空間の使い方そのものをライフスタイルに合わせて変えてしまおう、というのが「リノベーション」です。

現在の日本、「衣」「食」は足りていますが、「住」に関してはどうでしょうか。 今ようやく、量から質へという方向性がはっきりしてきたところではないでしょうか。 確かに「リノベーション」は、コストを抑える事が出来るというという利点があります。 しかし、環境への意識の高まりなどに伴う、これまでの様なスクラップ・アンド・ビルドでいいのか、ストックを有効に活用すべきではないのか、という議論の高まりが後押ししている面も大きいと思われます。 欧米に比べて、日本の中古住宅市場はまだ小さいのが現状ですが、今度はストックを活用する「リノベーション」が当然の事として大きく増えていくと考えています。

内装が古く、使い勝手が悪くなった中古マンション。 立地や管理の良い既存マンションの内装を新しく造りかえることにより、 自分仕様にすることで付加価値を付けることをお手伝いします。

マンションのリノベーションの場合、一度内部をスケルトン状態にしてコンクリートむきだしにします。
(※スケルトン;床下に眠っている配管など、見えない部分を露にし、骨組みが見える様にすること) つまり、壁や床や天井などを解体して、ただのハコ状態にするということです。 こうして、主だった水まわりの配置やマンション特有の構造上の制限を除けば、基本的に自由設計が可能になります。 間取り構成や生活動線などを再構築しながら、下地工事からすべてやり直し、 今まで隠れていた水道管などの配管も一新して、新築以上の価値にするのが主な特徴です。 ただし、築年数により配管のやり替えを必要としない場合もあります。